ロービジョン専門外来
当院では、毎週金曜日の午前中にロービジョン専門外来を行っています。
斉之平 真弓医師が担当します。
お困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。
ロービジョン専門外来
Low vision
当院では、毎週金曜日の午前中にロービジョン専門外来を行っています。
斉之平 真弓医師が担当します。
お困りなことがありましたら、お気軽にご相談ください。
様々な病気のために見えにくく、通常のメガネや手術などの治療では見え方の改善が難しい状態のことを言います。
私たちの眼は、視力(物を見分ける能力)・視野(物が見える範囲)等いろいろな機能が組み合わさり見えています。角膜や水晶体、網膜、視神経、脳までのどの部分が障害されても物が見えにくくなります。ロービジョン者とは、先天的もしくは後天的に機能が障害され、全く見えない訳ではありませんが見えにくくなって日常生活に不自由を感じている方です。
緑内障でのロービジョンは、病気がかなり進行するまで、中心部分の視野は失われず、視力もよく保たれます。ですが、周辺部分が見えづらくなり、歩行中に人や物にぶつかったり、知人とすれ違っても気付かなかったり、文章を読む際にある行末から次の行に移る時に行がわからなくなったりします。さらに病状が進行すると視力も低下してきます。
糖尿病網膜症の視覚障害の特徴は、黄斑浮腫により徐々に進行していきますが、視神経に障害が起こったり硝子体内に出血が生じた場合は、突然、視力や視野が失われることです。直前まで、あまり自覚症状がありません。働き盛りの年齢でも起きることも少なくありません。
網膜色素変性症は、網膜に異常が起こり、夜盲(暗いところでものが見えにくい)が生じ、少しずつ視野が狭くなる遺伝性、進行性の病気です。病気が進行すると、周辺の視野が狭くなっていき、物にぶつかりやすくなったり、視力や色覚異常をともなっていきます。網膜色素変性症のロービジョンは緑内障に似ており、視野が周辺部から徐々に狭くなっていきますが、視力は病気がかなり進むまで比較的よく保たれています。症状の出現には個人差があるため、視力低下や色覚異常を感じた後に夜盲になる方もいます。
加齢黄斑変性のロービジョンは、緑内障や網膜色素変性症とは逆に、視野の周辺は見えるものの、視野の中央が見えにくくなるという特徴があります。